昭和印刷、故人の思い出を届ける新サービス「エクコレ」を発表 – 葬儀後の新たなコミュニケーションを提案

終活

葬儀後の関係性を変える新サービス「エクコレ」

昭和印刷株式会社は、従来の「葬儀が終わったら、関係も終わり」という概念からの転換を図る新サービス「エクコレ(EXPERIENCE COLLECTION)」のエンディング事業を、2026年9月10日(木)・11日(金)に開催される「エンディング産業展2026」にて発表します。

「エクコレ」は、故人の写真や思い出をデザインし、開いて見ることのできる特許審査請求中の技術を用いた葉書です。一般的な広告DMとは異なり、ご遺族や大切な方々にとって「残しておきたいもの」となることを目指し開発されました。

故人の情報や葬儀の様子が記されたエクコレの冊子

故人の「生きた証」を届ける可変印刷技術

本サービスでは、故人の写真や言葉、葬儀の様子などを一人ひとりに合わせて印刷し、特許審査請求中の特殊な「破れない圧着はがき」で届けられます。これにより、単なる法要案内や営業案内として終わる従来のDMではなく、「故人の生きた証(経験)」を写真や言葉とともに届ける、保存したくなるDMへの変革が期待されます。

エクコレの知的財産権は以下の通りです。

  • 葉書特許:特願2024-201233(P2024-201233)

  • アルバム意匠:意願2026-001305 登録番号:1826630

葬儀後の節目に新しい接点を創出

葬儀会社とご遺族の関係性は、葬儀後も四十九日、一周忌、三回忌、初盆といった故人を偲ぶ大切な節目を通じて継続します。エンディング版「エクコレ」は、これらの節目に故人の写真やご家族の言葉、葬儀の様子などを盛り込んだオリジナルのDMを届けることで、新たなコミュニケーションを提案します。

試作段階では、葬儀後のご挨拶用はがきに加え、四十九日や初盆の案内用はがきを制作しました。法要日程、納骨、会食、返礼品、位牌・仏壇など、葬儀後に必要となる情報も一緒に案内できる設計です。これにより、故人との記憶を大切に残すだけでなく、葬儀会社にとっては法要・供養・相続・終活などの相談を通じて、ご遺族との関係を葬儀後も継続する新たな接点を生み出します。

「捨てられるDM」から「残しておきたいDM」へ

エクコレは、通常のDMが情報を伝えた後にその役割を終えるという常識を変えることを目指しています。宛名だけでなく、故人の写真や家族からのメッセージなどを個別に可変制作し、一人ひとりに合わせた内容として印刷されます。中央部分には特殊な「破れない紙」が使用されており、受け取った後はアルバムなどに収納して保管することも想定されています。

開かれたエクコレのポストカード

これにより、「広告だから捨てられる」のではなく、「大切な人の思い出だから残しておきたくなる」という感情を喚起します。その中に、法要や供養、今後必要になるサービスの情報が自然な形で組み込まれるのが、エンディング版「エクコレ」の考え方です。また、2次元コードを可変化させることで、送付主への読取データ分析フィードバックシステムも利用可能です。

葬儀会社にとっての新しいアフターサービス

エクコレは、葬儀会社がすでに実施している法要案内などのDMを置き換える形で導入することも想定されています。ご遺族から提供された親族・友人・知人の宛先への発送や、社葬における故人の取引先・関係先への発送など、多様な用途での展開が検討されています。さらに、ユニーク二次元コードを組み合わせることで、DM発送後の反応を把握し、次の相談やサービスへとつなげる仕組みも構想されています。

エクコレの3つの強み

エクコレは、従来のDMとは異なる以下の3つの強みを持っています。

  • 残る: 故人の写真や思い出を、手元に残せるDMとして提供します。

  • 測れる: ユニークQRコードによって、どの宛先から反応があったかを把握し、効果測定を可能にします。

  • つながる: 法要・相続・終活など、葬儀後の相談や営業機会へと関係をつなぎます。

エクコレの3つの強み

エクコレは、送りっぱなしで終わる従来のDMを、大切な記憶と次の接点を生み出すコミュニケーションツールへと変革します。これにより、葬儀会社は「葬儀が終わったら関係も終わる」という状況から、「葬儀後も寄り添える関係づくり」への転換を図ることが可能になります。

新しい接点の仕組みフロー図

東京ビジネスデザインアワード最優秀賞から事業化へ

「エクコレ」の原型となる提案は、東京都が主催する2025年度「東京ビジネスデザインアワード(TBDA)」において最優秀賞を受賞しました。昭和印刷株式会社は、東京都江戸川区で印刷・データ印字・封入封緘などを手掛けてきた印刷会社です。長年培ってきた印刷・可変印字・圧着加工などの技術を活かし、「印刷物を刷って納める」という従来の仕事から一歩踏み出し、紙そのものに新しい役割を持たせる事業としてエクコレの事業化を進めてきました。

エンディング産業展2026で実物を公開

2026年9月10日(木)・11日(金)に開催される「エンディング産業展2026」では、実際に制作されたエンディング版「エクコレ」が展示されます。会場では、葬儀後のご挨拶、四十九日、初盆などを想定した実物サンプルを閲覧できるほか、サービスの仕組み、開発の背景、東京ビジネスデザインアワード受賞から事業化に至るまでの経緯について説明が予定されています。

展示会概要

  • 名称: エンディング産業展2026

  • 会期: 2026年9月10日(木)・11日(金・友引) 10:00~17:00

  • 会場: 有明GYM-EX(東京ビッグサイト近接) ブース番号 P-10

  • 出展: 昭和印刷株式会社「エクコレ」

今後の展望

「エクコレ」はまず葬儀会社との連携から開始し、実際の利用を通じてサービス内容や運用方法の検証を進める計画です。将来的には、法要・供養だけでなく、相続・資産整理、墓石、仏壇・仏具、遺品整理、終活など、エンディング領域における多様なサービスとの連携も検討されています。

昭和印刷は「エクコレ」を通じて、故人の経験や思い出を大切に残すことと、残された方々のこれからを支えることを、一つの「紙」からつなげていく新しいエンディングサービスを目指します。

会社概要

  • 商号: 昭和印刷株式会社

  • 代表者: 代表取締役 田村 耕作

  • 所在地: 東京都江戸川区東小松川3-36-10

  • 設立: 昭和32年

  • 事業内容: 印刷とデジタルを組み合わせた情報を届ける印刷事業

  • 資本金: 1000万円

  • URL: https://showaprinting.co.jp/

この記事を書いた人
終活専門ライター:榊原郁美
榊原 郁美

40代前半のウェブライター。関東在住。大学卒業後、出版社で編集アシスタントとしてキャリアをスタートし、記事制作や校正業務に携わる。その後、一般企業の広報部門へ転職し、社内外向けのコンテンツ制作や情報発信を担当。「読み手に伝わる文章」を追求する中でライティングスキルを磨く。

結婚・出産を機に働き方を見直し、在宅で活動できるフリーランスのウェブライターへ転身。現在は、ライフスタイル、子育て、ビジネス、キャリア、健康・美容など幅広いジャンルで執筆している。丁寧なリサーチと、読者目線に立ったやさしく分かりやすい文章に定評がある。

SEOを意識した記事構成やキーワード選定にも対応可能で、オウンドメディアやブログ記事、コラム執筆などを中心に活動中。クライアントの意図を汲み取りながら、信頼感のあるコンテンツ制作を心がけている。

趣味は読書と散歩、季節の料理づくり。日常の中にある小さな発見を大切にしながら、暮らしに寄り添う文章を発信している。

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