遺品整理・実家じまいの“準備不足”が浮き彫りに
一般社団法人終活協議会は、2026年8月に「遺品整理の実態(2026年版)」に関するアンケート調査を実施しました。本調査は、高齢単身世帯の増加や実家じまいの必要性が高まる中、家族間の対話や準備状況を可視化することを目的としています。
調査結果によると、実家の片付けや遺品整理において「重要書類の保管場所が分からないと最も困る」と回答した人が約半数を占め、多くの家庭で財産や契約情報の管理が課題となっている実態が浮き彫りとなりました。

調査で明らかになった「判断」と「情報」の不足
アンケートの結果、遺品整理で最も困ることの第1位は「何を捨ててよいか判断できない(27.1%)」でした。次いで「物の量が多く、終わる気がしない(26.6%)」が続いており、単なる作業量よりも、整理の基準や判断材料が不足していることが大きな壁となっていることがわかります。

また、遺品の中で処分に最も迷うものについては、「写真・アルバム・手紙(43.0%)」が圧倒的多数を占め、物理的な片付けだけでなく、感情面での整理も困難を極めることが示唆されています。
家族間の役割分担と話し合いの現状
親の家の片付けが急に必要になった場合の対応について、「まだ誰が担うか決まっていない」と回答した人は38.7%にのぼりました。「自分が担うつもり」と答えた34.9%を上回っており、役割分担の未整備が深刻な課題といえます。

さらに、家族間で話し合いを行うタイミングについては、「親の体調や生活に変化があったとき」を現実的な開始時期とする意見が40.9%で最多となりました。必要性を感じつつも、平時に具体的な対話を行うことには心理的・物理的なハードルが存在しているようです。
今後の備えと必要な支援
生活者が最も必要としている支援は、「捨ててよい物・残す物の判断基準(31.4%)」であり、「重要書類・貴重品のチェックリスト(27.1%)」がそれに続きます。これは、専門業者による作業代行以前に、適切な判断を下すための情報やガイドラインを多くの人が求めていることを示しています。
実家の片付けや遺品整理は、財産や相続、契約に関わる重要な手続きの一環として認識する必要があります。トラブルを未然に防ぐためには、家族間で日頃から情報を共有し、整理のルールを明確にしておくことが不可欠です。
調査概要
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調査名:遺品整理の実態(2026年版)
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調査人数:1,385名(終活ガイド資格受験者)
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調査期間:2026年8月1日〜2026年8月31日
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調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
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