心理学・死生学の知見に基づく「死ンキング16タイプ診断」公開:自身の死生観と向き合う新たな機会を提供

終活

「死生観」と向き合う現代社会のニーズに応える新たな診断ツール

現代社会において、自己理解への関心は一層高まっており、個人の性格や価値観を探求する様々な診断コンテンツが広く利用されています。このような背景の中、葬祭用品メーカーである三和物産株式会社は、個人の死生観や人生との向き合い方を分析する無料のオンライン自己診断ツール「死ンキング16タイプ診断」を2026年7月16日に公開しました。

死ンキング16タイプ診断 あなたの死生観タイプがわかる

「死ンキング16タイプ診断」の概要と開発背景

本診断は、時間心理学、実存心理学、そして死生学といった専門分野の知見に基づいて設計された32の質問を通じて、回答者一人ひとりの死生観や生き方の傾向を16のタイプに分類します。診断結果は、「飛び込むポークたまご」や「まきこむチャーハンおにぎり」といったユニークな「おにぎり」の具材として表現され、外見からは見えにくい個人の内面、すなわち死生観を可視化します。

三和物産は、長年にわたり葬祭用品メーカーとして数多くの別れの場面に立ち会ってきました。その中で、身近な人との死別を経験した人々が、自身の生き方や価値観を見つめ直し、その後の人生を前向きに歩み始める姿を多く目撃しています。このような経験から、人生の終わりを起点とすることで、自身が何を大切にし、どのように生きたいのかを深く読み解くことができるとの考えに基づき、「死ンキング16タイプ診断」の開発に至りました。

診断サイトはこちらからご利用いただけます。
https://content.shindanplatform.com/h/0rcxsfgmvk9opmee/

診断の科学的根拠と独自のアプローチ

「死ンキング16タイプ診断」の最大の特徴は、その学術的な裏付けにあります。時間心理学は、個人が時間をどのように認識し、過去・現在・未来にわたる時間軸の中でどのように行動するかを探る学問です。実存心理学は、人間の存在の意味や死、自由、責任といった根本的な問いに向き合うことを重視します。そして死生学は、死と生の意味を探求し、人間の死に対する態度や、それが人生に与える影響を考察します。これらの多角的な心理学・死生学の知見を統合することで、単なる表面的な性格診断に留まらない、個人の深層にある死生観や生き方の美学を測定することが可能となっています。

特に、「人生の終わりから逆算する」というアプローチは、本診断の独自性を際立たせています。自身の限られた時間とどのように向き合い、その中で何を全うしたいのかを考えることは、現在の生き方を再考し、より充実した人生を送るための重要な示唆を与えます。

死生観のタイプを明確化するために、以下の4つの軸が用いられています。

  • 時間展望の志向(Time軸): 時間をどのように捉え、未来への展望を持つか。

  • 価値提供の志向(Value軸): どのような価値を社会や他者に提供したいと考えるか。

  • 状況対応の志向(Attitude軸): 人生の様々な状況に対し、どのような態度で臨むか。

  • 人生価値の志向(Motivation軸): 人生における根本的な価値や動機をどこに見出すか。

これらの軸に沿って分析することで、回答者の死生観が多角的に浮き彫りにされます。

診断結果に表れる「おにぎり」の具材

診断結果は16種類のおにぎりの具材として表現されます。おにぎりが外からは中身が分からないように、人の死生観もまた、内面を開いてみなければ理解しにくいものです。この診断は、そうした目に見えない死生観を「おにぎりの具」になぞらえて可視化します。以下に診断結果の一例を紹介します。

FSCE 飛び込むポークたまご

FCAL どっしり構える梅干し

BCCL 巻き込むチャーハンおにぎり

BSCL 燃えたぎる肉巻きおにぎり

これらのユニークな表現は、診断結果をより親しみやすく、記憶に残るものにしています。

三和物産が目指す「死生観のリデザイン」

三和物産は、「つながりが実感できる新たな別れのカタチをつくる」をミッションに掲げ、葬祭用品の製造販売を手掛けています。日本では、死や別れがタブー視されがちな傾向にありますが、同社は「死生観のリデザイン」を提唱し、死から生をポジティブに捉えることができる社会の実現を目指し、様々な取り組みを展開しています。

死生観を考えるイベント「死ンキングナイト」

問いて 死ンキングタイム お題についてポップに 時々深く語り合おう!

同社の取り組みの一つに、人生のヒントを見つけることを目的としたイベント「死ンキングナイト」があります。このイベントでは、カードを用いた自己分析、死生観をテーマにしたトークセッション、さらにはAIを活用した「理想のお葬式」の可視化といった多岐にわたるプログラムが実施されます。参加者からは、「普段は話しにくいテーマを気軽に共有できた」という肯定的な声が寄せられており、新入社員がリーダーを務める形で定期的な開催が予定されています。

アートを通じた死生観の提案「骨壺アートフェア」

現代アート作品のコレクション

また、三和物産は「死を感じる場を日常へ」というコンセプトのもと、工芸をアートとして提案するB-OWNDと共同で骨壺アートフェア「A・LIFE・FROM・DEATH ― 死を日常に取り戻す、アートとしての骨壺展 ―」を開催しました。このフェアでは、国内外で評価される9名のアーティストによる17点の骨壺アート作品が展示・販売されました。

骨壺は、一般的に「特別な場所に置くもの」や「日常とは距離のある存在」と捉えられがちです。しかし本展では、遺骨を納めるという機能を超え、日々の暮らしを豊かに彩る鑑賞の対象となるような、アート作品としての骨壺を提案しました。仏間だけでなく、リビングや書斎といった空間にも自然に馴染むデザインの骨壺は、鑑賞者に死と向き合う時間を提供し、今を前向きに生きる意識を促すことを意図しています。

三和物産に関する詳細情報は、公式サイトをご覧ください。
https://www.sanwa-bussan.co.jp

今後の展望と社会への貢献

三和物産は今後、「死ンキング16タイプ診断」で得られたデータを活用し、世代や属性ごとの死生観の傾向を分析し、その結果を発信していく方針です。これらの活動を通じて、死について考えることが、自分らしい生き方や大切な人との関係性を見つめ直すきっかけとなる「死ンキング」という概念を社会に広く普及させていくことを目指しています。

死生観は、個人の価値観や行動様式に深く根ざすものであり、それと向き合うことは、人生の質を高める上で不可欠な要素です。本診断ツールおよび三和物産の様々な取り組みは、現代人が自身の死生観と向き合い、より豊かで意味のある生を追求するための新たな機会を提供するものと言えるでしょう。

この記事を書いた人
終活専門ライター:榊原郁美
榊原 郁美

40代前半のウェブライター。関東在住。大学卒業後、出版社で編集アシスタントとしてキャリアをスタートし、記事制作や校正業務に携わる。その後、一般企業の広報部門へ転職し、社内外向けのコンテンツ制作や情報発信を担当。「読み手に伝わる文章」を追求する中でライティングスキルを磨く。

結婚・出産を機に働き方を見直し、在宅で活動できるフリーランスのウェブライターへ転身。現在は、ライフスタイル、子育て、ビジネス、キャリア、健康・美容など幅広いジャンルで執筆している。丁寧なリサーチと、読者目線に立ったやさしく分かりやすい文章に定評がある。

SEOを意識した記事構成やキーワード選定にも対応可能で、オウンドメディアやブログ記事、コラム執筆などを中心に活動中。クライアントの意図を汲み取りながら、信頼感のあるコンテンツ制作を心がけている。

趣味は読書と散歩、季節の料理づくり。日常の中にある小さな発見を大切にしながら、暮らしに寄り添う文章を発信している。

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