ハワイにおける「永眠権®」の法的根拠と永続管理霊園の仕組み:日本の墓地制度との比較から紐解く

終活

ハワイ州法Chapter 441と「永続管理墓地」の仕組み

ハワイ州では、1967年に制定された州法「Chapter 441(Cemetery and Funeral Trusts)」により、民間墓地は「パーペチュアルケア(永続管理)墓地」として運営することが義務付けられている。この法律の目的は、購入された墓所が将来的に放置されることを防ぎ、永続的な管理体制を保証することにある。具体的には、墓地運営者に対し、墓所の維持管理に必要な資金を確保するための信託基金の設立と運用を義務付けている。これにより、墓地の購入者は、一度費用を支払えば、追加の年間管理費なしで長期にわたる供養が保証されることになる。この制度は、墓地利用者が将来的な管理負担を心配することなく、安心して墓所を確保できる環境を提供している。

緑豊かな丘を背景に、人々が散策する墓地または霊園の風景

永続管理を支える「信託基金」の構造と運用

「バレー・オブ・ザ・テンプルズ」をはじめとする永続管理霊園では、墓地区画の購入費用に「永続管理基金」があらかじめ組み込まれている。この基金は、州の認可を受けた銀行や信託会社によって厳格に管理される。その運用には以下の主要なルールが適用される。

  • 元本維持: 基金の元本は保全され、取り崩されることはない。

  • 運用益の使用: 基金から得られる運用益のみが、霊園の維持管理費(清掃、造園、施設の保守など)として使用される。

  • 監査・報告義務: 基金の運用状況は定期的に監査され、州当局への報告が義務付けられている。

このような厳格な運用体制により、基金は長期にわたって安定的に霊園の維持管理費用を生み出し続けることが可能となる。購入者は一度の支払いで、将来にわたる管理の心配から解放される仕組みである。

参考記事(ハワイに住むnet)
https://www.hawaiinisumu.com/article/4805

日本の墓地との違い

日本の墓地制度では、寺院や公営・民営霊園において、年間管理費の支払いが一般的である。これは、墓地の維持管理費用を賄うためのものであり、支払いが滞ると墓所が撤去される可能性もある。また、墓地の継承者が存在し、その継承者が墓守としての役割を担うことが前提とされるケースが多い。

一方、ハワイの永続管理霊園では、前述の信託基金制度により、以下の特徴が挙げられる。

  • 年間管理費不要: 購入後の追加費用が発生しない。

  • 墓守不要: 継承者の有無に関わらず、霊園が永続的に管理を行う。

  • 個別安置の継続: 永続的な管理により、個別の墓所が維持される。

これらの特徴は、「将来の管理負担を残さない供養の形」として、現代社会における多様なニーズに応えるものである。

緑豊かな山々を望む広大な庭園の景色。石造りの建物と、色とりどりの植物が植えられた小道が特徴

『永眠権®』という考え方

上記の制度と環境のもとで提供されているのが、「永眠権®」である。これは、土地そのものを所有するのではなく、「ハワイで安らかに眠る権利」を取得する仕組みを指す。この「永眠権®」は、日本の特許庁によって登録商標として認められており(登録番号:第6732991号)、その独自性と信頼性が公的に保証されている。

近年、日本を含む海外からの利用者から、この「永眠権®」に対する関心が高まっている。その背景には、管理費の心配や墓守の負担がないこと、そしてハワイという魅力的な立地が挙げられる。

新規区画「エオノガーデン」の特徴

「バレー・オブ・ザ・テンプルズ」では、墓地区画を選ぶ際の重要な基準の一つとして「墓地からの景色」が挙げられる。オーシャンビューや山々に囲まれた静かな景観は、購入者にとって大きな魅力となっている。

今回販売が開始された新規区画「エオノガーデン」は、霊園内でも特に小高い場所に位置し、2026年6月現在開発済みの区画の中では最も高い標高に位置する。この区画からは、カネオヘ湾の壮大なオーシャンビューを望むことができ、開発エリア全体を見下ろせる最高の立地条件を誇る。周囲の豊かな自然環境も享受できる場所であり、自然保護地域の再調査によって開発が可能となった希少なエリアである。

緑豊かな山々を背景に、ヤシの木や色鮮やかな植物が並ぶ広大な公園の風景

新区画「エオノガーデン」の主な特徴は以下の通りである。

  • 所在地: ハワイ州オアフ島(永久管理霊園内、ワイキキから車で約40分)

  • 区画種別: プレミアム個別区画

  • 販売方式: ダイナミックプライシング(価格変動制)を採用。需要に応じて価格が変動するため、最新価格は問い合わせが必要である。

  • 特徴: 永久個別安置、宗派不問、後継者不要、生前契約可

  • 管理方式: 永続管理(ハワイ州法に基づく信託基金)

  • 日本語対応: 可能(日本統括ディレクター 花水恵美氏が窓口を務める)

富裕層が「墓地」に高額な自己投資をする理由とは

近年、国内外の富裕層の間で、「死後の居場所」を自身の資産設計の一部として捉える動きが広がっている。これは、不動産、金融資産、アートといった従来の投資対象に加え、「人生最後の心の豊かさを生む自己投資先」として墓地を選択するという、新たな価値観の台頭を示している。

ハワイ永久管理霊園が提供する「永眠権®」は、土地の所有ではなく「永久に眠る権利」を取得する仕組みであり、以下の条件を備えていることから、特に資産形成を終えた層から注目を集めている。

  • 立地の希少性: 世界的なリゾート地であるハワイ・オアフ島という特別な場所。

  • 永久個別安置: 個別の墓所が永続的に維持されること。

  • 承継者不要: 墓守の負担がなく、継承者の有無に左右されない。

  • 宗派不問: 宗教や宗派にとらわれず利用できる柔軟性。

  • 生前契約可: 終活の一環として、生前のうちに契約を完了できる安心感。

これらの要素が複合的に作用し、富裕層にとって「永眠権®」は、単なる墓地の購入以上の、自己の人生を豊かに締めくくるための重要な選択肢として認識されつつある。

鬱蒼とした緑の山を背景に、手入れの行き届いた広大な霊園が広がる

緑豊かな芝生が広がる美しい霊園の空撮

ダイナミックプライシングという米国型販売方式

新区画「エオノガーデン」の販売方式には、ダイナミックプライシング(価格変動制)が採用されている。これは、需要、残数、購入希望状況などの市場要因に応じて価格が変動する仕組みであり、米国では不動産、航空券、高級席、さらには墓地など、幅広い分野で一般的に用いられている販売手法である。日本ではまだ馴染みが薄いが、市場原理に基づいた柔軟な価格設定により、最適な価格でサービスを提供することを目的としている。

「バレー・オブ・ザ・テンプルズ」とは?

「バレー・オブ・ザ・テンプルズ」は、お墓や納骨堂を所有・運営・管理する永久管理霊園である。アメリカハワイ州オアフ島東部カネオヘに位置し、東京ドーム約20個分に相当する広大な敷地を誇る。その美しい景観から「世界で最も美しい霊園」と称され、風水の五行が整っているとも言われる。カネオヘ湾を望む絶景は、訪れる人々を魅了し続けている。

NorthStar Memorial Group LLCについて

NorthStar Memorial Group LLCは、2004年に設立された米国テキサス州ヒューストンに本社を置く企業である。国際営業部はエターナル・リゾーツ・ハワイが担当しており、ハワイ州では「バレー・オブ・ザ・テンプルズ・メモリアルパーク」を運営している。

現地の日本人スタッフによる予約対応も可能であり、日本からの問い合わせにはフリーダイヤルも設けられている。

連絡先:

  • 日本からのフリーダイヤル: 0120-941-621 (日本時間4時から15時の間)

  • ハワイ: 808-636-3175

  • ホームページ: https://jp.eternalresorts.com/

日本統括ディレクター 花水恵美氏のコメント

笑顔でカメラを見つめるショートヘアの日本人女性のポートレート

日本統括ディレクターの花水恵美氏は、「日本のお客様から『なぜ管理費が不要なのか』というご質問を多くいただきますが、その背景にはハワイ州法に基づく制度があります。『永眠権®』は単なる供養の形ではなく、法律と仕組みによって永続性が担保された選択肢です。今回のプレスリリースを通じて、その安心の根拠をしっかりお伝えできればと思っています。」と述べている。

お客様の声:
https://jp.eternalresorts.com/voice/

まとめ

ハワイにおける「永眠権®」は、ハワイ州法Chapter 441に基づく永続管理霊園の仕組みによって、年間管理費不要、墓守不要、個別安置の継続といった特徴を実現している。これは、日本の墓地制度とは異なる独自の供養の形であり、特に将来的な管理負担を懸念する人々や、資産形成を終えた富裕層にとって、新たな終活の選択肢として大きな魅力を持つ。

新たに販売が開始された「エオノガーデン」区画は、最高の眺望と希少性を備え、この「永眠権®」の価値をさらに高めるものと言えるだろう。現代社会の多様なニーズに応える「永眠権®」は、終活における安心と心の豊かさを提供する、画期的な制度である。

この記事を書いた人
終活専門ライター:榊原郁美
榊原 郁美

40代前半のウェブライター。関東在住。大学卒業後、出版社で編集アシスタントとしてキャリアをスタートし、記事制作や校正業務に携わる。その後、一般企業の広報部門へ転職し、社内外向けのコンテンツ制作や情報発信を担当。「読み手に伝わる文章」を追求する中でライティングスキルを磨く。

結婚・出産を機に働き方を見直し、在宅で活動できるフリーランスのウェブライターへ転身。現在は、ライフスタイル、子育て、ビジネス、キャリア、健康・美容など幅広いジャンルで執筆している。丁寧なリサーチと、読者目線に立ったやさしく分かりやすい文章に定評がある。

SEOを意識した記事構成やキーワード選定にも対応可能で、オウンドメディアやブログ記事、コラム執筆などを中心に活動中。クライアントの意図を汲み取りながら、信頼感のあるコンテンツ制作を心がけている。

趣味は読書と散歩、季節の料理づくり。日常の中にある小さな発見を大切にしながら、暮らしに寄り添う文章を発信している。

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