見守り付きエンディングノートアプリ『GOOSE』が提案する「今活」の概念
2026年6月19日、ホームネット株式会社は、見守り機能を搭載したエンディングノートアプリ『GOOSE(グース)』の提供を開始しました。本アプリは、従来の「終活」という概念を再定義し、「今」から自身の情報を整理し、大切な人と共有する「今活」という新たなライフスタイルを提唱しています。

開発背景:デジタル化と終活のギャップ
近年、高齢者のスマートフォン所有率は顕著に増加しており、2025年には60歳から84歳の層で89%に達すると報告されています(※1 モバイル社会研究所「シニアのスマートフォン所有率調査」、2025年1月)。このデジタル化の進展は、生活の利便性を向上させる一方で、銀行口座情報、サブスクリプションサービスの契約状況、かかりつけ医の連絡先など、個人の重要な情報がデジタル空間に分散し、その所在が不明確になるという新たな課題を生み出しています。
一方で、「終活」の必要性を認識している人々は約8割に及ぶものの(※2 SBIいきいき少額短期保険「終活に関する意識調査」)、実際に具体的な取り組みを開始しているのは3人に1人に留まっているのが現状です。終活への着手を阻む要因として、「話したいが、きっかけがない」と回答した人が45.5%と最多であり(※3 一般社団法人終活協議会「デジタル終活に関する意識調査」、2026年2月)、家族間でのコミュニケーションの難しさや、「高齢者扱いされることへの抵抗」といった心理的な障壁が存在することが指摘されています。
このような社会背景を踏まえ、ホームネット株式会社は、「終活」や「相続」といった将来への備えが抱える課題に対し、単なる「高齢者向けの終活アプリ」という枠を超越した、より前向きで日常的に活用できる「“今”から整える“今活”アプリ」として『GOOSE』を開発しました。
『GOOSE』の概要と主な機能
『GOOSE』は、個人の情報を日常的に整理し、必要な情報を大切な人と適切に共有するためのライフサポートアプリです。本アプリは2人以上でペアを組んで利用を開始し、「ライフログ(いわゆるエンディングノート機能)」「異常検知(いわゆる見守り機能)」「情報開示」の3つの主要機能を、利用者のライフスタイルに合わせて柔軟に活用できる設計となっています。
『GOOSE』では、一般的な「見守り」や「エンディングノート」といった用語を、それぞれ「異常検知」「ライフログ」と呼称しています。これは、「終活のためのアプリ」「シニアのためのアプリ」という固定的なイメージを払拭し、利用者がより前向きに、そして日常的に活用できるツールとしての位置づけを明確にする意図が込められています。

1. ライフログ(いわゆる「エンディングノート」機能)
『GOOSE』のライフログ機能は、従来のエンディングノートの枠を超え、死後の情報だけでなく、現在の生活において整理しておくべき多岐にわたる情報を一元的に記録・管理できます。具体的には、以下の情報が記録可能です。
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財産情報: 銀行口座、証券口座、保険契約など
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葬儀・埋葬に関する希望: 自身の葬儀形式、埋葬方法、遺言に関する意向など
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医療・健康情報: かかりつけ医の連絡先、お薬手帳の情報、既往歴、アレルギーなど
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デジタル情報: サブスクリプションサービスの契約状況、SNSアカウント情報、デジタル資産の管理方法など
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生活インフラ情報: 水道、電気、ガスの契約情報、賃貸契約など
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自分史: 幼少期の思い出、学歴、職歴、趣味、現在の人間関係、将来の夢や希望など
この機能は、終活の備えとして有用であるだけでなく、「今の自分の情報を整えるツール」として日常的に活用できる点が、従来のエンディングノートとの決定的な違いです。これにより、利用者は年齢を問わず、自身のライフログを継続的に更新し、常に最新の情報を保持することが可能となります。
2. 異常検知(いわゆる「見守り」機能)
『GOOSE』の異常検知機能は、利用者のプライバシーに最大限配慮した「見守らない見守り」のコンセプトに基づいています。スマートフォンの日常的な利用状況をモニタリングし、一定期間端末が使用されていない場合にのみ、ペアとなったパートナーへ通知が届く仕組みです。
この機能は、常時監視を行うのではなく、あくまで「異常を検知したときだけ」通知を発することで、利用者のプライバシーを尊重しつつ、万が一の事態に対する安心を提供します。また、異常検知機能は単体での利用も可能であり、特定の状況下でのみ見守り機能を活用したいというニーズにも対応します。
3. 情報開示
記録された情報は、必要な相手に、必要なタイミングで開示できる柔軟な設定が可能です。情報開示モードには、「常時共有」と「有事開示」の2種類が用意されており、利用者は自身の意図しない情報が共有される心配なく、安心して情報を管理できます。
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常時共有: 特定の情報を常にパートナーと共有するモードです。例えば、家族に常に知っておいてほしい緊急連絡先やかかりつけ医の情報などに適しています。
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有事開示: 利用者に万が一の事態が発生した場合にのみ、情報がパートナーに開示されるモードです。財産情報や葬儀に関する希望など、普段は秘匿しておきたい情報に適しています。
さらに、開示先を個別に設定できるため、「娘にだけ伝えたい情報」「配偶者に知っておいてほしい情報」といった、相手に応じたきめ細やかな情報開示が実現します。これにより、情報の秘匿性と共有の必要性を両立させることが可能となります。
『GOOSE』の活用シーンと「今活」の提唱
『GOOSE』は、以下のような多様なニーズを持つ方々に推奨されます。
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自身の終活を検討し始めている方
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個人資産の生前整理を希望する方
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高齢の親の終活について共に考えたい方
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離れて暮らす親の安否が気になる方
また、「異常検知機能だけを利用したい」「かかりつけ医の情報のみを登録したい」といった、部分的な活用も可能です。これにより、利用者は自身の状況や必要性に応じて、柔軟にアプリの機能を活用することができます。
「終活」という言葉は、しばしば「まだ早い」「自分には関係ない」といった距離感を生じさせることがあります。しかし、大切な人に伝えたい情報、残しておきたい記録、そして万が一の際に家族が困らないようにする準備は、年齢に関わらず、今この瞬間から始めることができるものです。『GOOSE』は、終わりのためではなく、「今を整え、未来を強くする」ためのアプリとして設計されています。本アプリは、「終活」から「今活」への意識転換を促し、その最初の一歩を支援します。
サービス概要と提供企業について
『GOOSE』はiOSおよびAndroidの両OSに対応しており、無料で利用できます。詳細情報は公式サイトにて確認できます。

サービス情報
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サービス名:GOOSE(グース)
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対応OS:iOS / Android
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利用料金:無料
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公式サイト:http://goose-net.com
お問い合わせとSNS
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お問い合わせ:https://goose-net.com/contact/
*回答には2~3営業日を要する場合があります。 -
公式SNS:『GOOSE』の公式SNSでは、「将来の不安を“今”から整える」ための情報が配信されています。
- 各配信チャネル:http://goose-net.com/sns/
ホームネットグループの取り組み
本アプリを開発したホームネット株式会社は、1991年12月に設立されました。同グループは、不動産オーナー向けの家賃債務保証サービスを通じた高齢者の居住支援、24時間365日体制での地域密着型見守りサービス、ICTを活用した定期巡回・随時対応サービス支援による高齢者の生活支援、さらには家財整理や葬儀相談を通じた終活支援など、多岐にわたる事業を展開しています。
これらの事業活動を通じて、厚生労働省が提唱する「地域包括ケアシステム」の構築を支援し、「空室問題」と「高齢者住居問題」の解決に貢献することを目指しています。詳細情報はホームネットグループのウェブサイトで確認できます。
- ホームネットグループ公式サイト:https://www.hng.bz/
結論
『GOOSE』は、デジタル化が進む現代社会において、個人の重要な情報管理と家族間のコミュニケーションを円滑にするための革新的なツールです。「終活」という重くなりがちなテーマを「今活」という前向きな習慣へと転換させることで、利用者が自身の人生を主体的に管理し、未来への不安を軽減する一助となることが期待されます。高齢化社会が進む中で、このようなデジタルツールが提供する価値は、今後ますます重要性を増していくでしょう。
参照元
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※1 モバイル社会研究所「シニアのスマートフォン所有率調査」(2025年1月)
https://www.moba-ken.jp/project/seniors/seniors20250324.html -
※2 SBIいきいき少額短期保険「終活に関する意識調査」
https://www.smartnews.com/news/article/4949871363373406859 -
※3 一般社団法人終活協議会「デジタル終活に関する意識調査」(2026年2月)
https://shukatsu-kyougikai.com/news/4899/

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